You are currently viewing イチゴのサワークリームケーキ

イチゴのサワークリームケーキ

Yukoシェフのシェアレピ Vol.04
イチゴのサワークリームケーキ
by 村上 有子
イチゴのサワークリームケーキ

お子様と一緒にデザート作りに挑戦!

イチゴの季節がやってきました。イチゴは美味しいだけではなく、美容や健康にとても大切なビタミンCも豊富に含まれています。7~10粒ほど食べれば、1日に必要なビタミンCを補うこともできます。

そんなイチゴを長く楽しむためには保存方法も大事。イチゴは洗ってしまうと傷みやすくなってしまうので、洗わずにタッパーなどに移して冷蔵しておくと1週間ほど日持ちします。その際はヘタを下にして、イチゴがあまり重ならないようにしておきましょう。それでも食べ切れなかったイチゴは冷凍するのがおススメ。ヘタを取って水洗いし、水気を切ったら保存袋に入れます。こうしておけば、約1か月は大丈夫。
イチゴジャムやソースを作るのにもとても便利です。私の一番のおススメはイチゴシャーベット。冷凍イチゴと練乳、牛乳を少し加えてミキサーにかけます。なるべくシャキシャキの食感を残すように、あまりかけ過ぎないのがポイント。イチゴが美味しい時期に味わって欲しい一品です。

今回はイチゴをたっぷりと使ったサワークリームケーキを作ってみました。サワークリームの酸味にリッツクラッカーの塩気がマッチして、後を引く美味しいケーキに仕上がりましたよ。混ぜるだけの簡単な作業なので、お子様と一緒に是非作ってみてください!

材料 (直径 7㎝ × 5㎝のカップ 5個分)

●リッツクラッカー 13枚
●砂糖 大さじ2
●溶かしバター 20g
●イチゴ(大き目のもの) 約10~15個
●飾り用ミントの葉  適量

【サワークリームのムース】

●サワークリーム 200g
●砂糖 70g
●牛乳 50cc
●ゼラチン 7g
●水 大さじ3
●生クリーム 200cc
●レモン汁 大さじ2

作り方

クラフト生地を作る。ビニール袋にリッツを入れて、叩いて粉々にし、砂糖、溶かしバターを入れてよく混ぜる。綿棒などで細かくなるまで叩いてから砂糖を加えてよく混ぜ、最後にバターを加えます。

生地をカップの底に敷き詰めて、食べやすい大きさに切ったイチゴを1カップにつき約1個分散らす。イチゴを並べる際、外から見えるように周りに散らしてあげるとキレイに仕上がります。イチゴの量はお好みで調節してください!

ゼラチンと水を合わせてよく混ぜ、レンジで溶かしたら(約10秒)牛乳と合わせておく。ゼラチンは水とよく混ぜてからレンジに10秒ほどかけて溶かします。牛乳に加えた後、ダマになっていたら濾してください。

ボールにサワークリーム、砂糖を入れて混ぜたら、❸の牛乳を加えてよく混ぜ、泡立てた生クリーム、レモン汁を加えて合わせ、❷のカップに均等に流し、冷蔵庫で冷やし固める。(約2時間)

固まったら飾り用に切ったイチゴを散らし、最後にミントの葉を添える。

コラムにのせていたイチゴシャーベットをレシピにしてみました。イチゴのフレッシュさと、練乳の甘味が止められない美味しさです。これからアイスクリームは買わずに済むかも!?
イチゴが余ったら冷凍しておいて、沢山たまってから一気にシャーベットにするのがおススメです。是非作ってみてください。

イチゴシャーベット

<材料>

●イチゴ ヘタを取って約300g
●牛乳 1/4cup
●コンデンスミルク 1/2cup

イチゴシャーベット

<作り方>

下準備・・・
イチゴはヘタを取って洗い、水気をしっかり取ったら保存用袋に入れて冷凍庫で冷やし固めておく。

冷凍イチゴをミキサーに入れて常温でしばらく置いておく。(10分~15分)

(1)に牛乳、コンデンスミルクを加えてミキサーにかけます。イチゴの塊が少し残る感じで仕上げるのがおススメ。
(そのままシェイクのようにグラスに入れて食べるものOKです!)

タッパーに入れて冷凍し、半日ほど経ったら一度取り出して、フォークなどでガリガリとほぐし、滑らかなシャーベット状にしたら出来上がり!

Writer’s Profile

村上 有子
村上 有子
料理研究家/栄養士●東京及びリヨン(仏)で製菓製パンを習得後、広尾「アクアパッツァ」日高良実シェフのもとイタリア料理を習得。2016年から活動拠点をNYへ移し、企業向レシピ開発・ケータリング・出張シェフ等で活躍。
Instagram:yukokitchen.nyc

関連記事

茄子のカリウムで夏バテ予防! 夏に定番のそうめん。食欲のない暑い夏に大活躍な食材です。そんな「そうめん」は、なんと1200年の歴史を持つそう。古くは平安時代から食べられていたとも言われています。そうめんの製造工程は、まず […]

暑い夏に! 爽やかビタミンゼリー 柑橘類の代表格、オレンジ。ビタミンCが豊富に含まれ、コラーゲンの生成を促すため、美肌に効果があるので、特に女性には嬉しい果物ですね。オレンジの中でもバレンシアオレンジより、ネーブルオレン […]

夏のむくみをズッキーニで解消! 夏に旬を迎えるズッキーニ。たんぱくな味わいとみずみずしい食感が特徴的です。その形や形状からきゅうりの仲間と思われる方も多いかもしれませんが、実はかぼちゃの一種。体内のナトリウム(塩分)を排 […]

みなさん、こんにちは。六月になり、今年も折り返しとなりますね。水無月という和名は、水も枯れ尽きるという意味合いの「水な月」から変化したなど諸説あります。蒸し暑い日が続くと風が恋しくなるという意味から「風待月」という美しい […]

A Trip Down Memory Lane こころに残る四季折々の日本

サラダの種類に付いている名前について考えたことはありますか? まず、地名や人名などの固有名詞がついて有名になった物を挙げて、その由来を探ってみました。次に、サラダを作る方法や形態から名前が付いた物を挙げて解説しています。 […]

まるごとレモンでビタミンチャージ! ビタミンCの代表選手とも言えるレモン。レモンの爽やかな酸味と香りは、お料理を引き立たせてくれるだけでなく、風邪の予防など健康に嬉しい栄養素も含まれています。レモンは色々なお料理に使える […]

ワインによく合う! パプリカでおもてなし お客様をおもてなしする時、「どんなメニューにしよう・・」と悩むことがありませんか? そんな方のために、ホームパーティーでの献立の組み立て方についてご紹介したいと思います。 私がい […]

皆さんは最近、食品分野で「フリーズドライ」という言葉を聞きませんか? よくお客様にインスタント味噌汁とフリーズドライの味噌汁の違いは何ですか?と聞かれる事があります。フリーズドライは元々宇宙食の技術を応用したものです。宇 […]

A Trip Down Memory Lane こころに残る四季折々の日本

アメリカのポテトの種類って、どのくらいあるのでしょうか?  起源をたどると、南米のアンデス山脈付近で、紀元前5千年~8千年の頃から栽培されてきた物なんですね。世界に約4千種はあると言われる中で、アメリカだけでも約200種 […]

春光~さつまいも練り切り

みなさま、こんにちは。春の陽気がここちよいですね。昨年末「菓銘をもつ生菓子(練り切り)」が、文化庁「登録無形文化財」となりました。和菓子には、団子や羊羹という種類の名前のほかに、「菓銘」という「名前」が付けられているもの […]

あけましておめでとうございます。新年を晴々しい気持ちで迎えられたことと思います。本年もアメリカで楽しめる和菓子のレシピやエッセイをご紹介させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 お正月がすぎると寒の入り。 […]

みなさま、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。11月、霜月となりました。今年も残すところわずかですね。日に日に寒暖の差も激しくなってきますので、今号では温かい和風スフレのレシピをご紹介します。スフレは17世紀のフランスで […]

おすすめ記事

漁師という生き方

九州南部のとある漁師町。県全体の7割もの漁獲量を誇り、天然の良港に恵まれた町がある。最寄りの駅からは、峠を越えて、くねくねしたリアス式海岸沿いの道を車で走らせること30分。穏やかな海に囲まれた漁港のそばで、何隻もの漁船が […]

お笑い芸人パックンのめっちゃポジティブになれるお悩み相談室

海外で暮らすと空気が読めなくなる…!? パックンに相談です。先日、5年間のアメリカ生活を終えて日本に帰国したのですが、海外生活が長かったせいか日本人特有の「空気を読む」ことが難しくなっています。会食中に「最後の一個残し」 […]

まるごとレモンでビタミンチャージ! ビタミンCの代表選手とも言えるレモン。レモンの爽やかな酸味と香りは、お料理を引き立たせてくれるだけでなく、風邪の予防など健康に嬉しい栄養素も含まれています。レモンは色々なお料理に使える […]

私は、所属しているU.S. armyからの辞令で、テキサスにある基地に転勤となり、2020年に3年の予定でコロラド州のデンバーからテキサス州コーパスクリスティに越してきました。コーパスクリスティはテキサス州で8番目の都市 […]

スポートを物語る

by サイラス・リュウイチ・トラン サッカーは、多くの人に開かれたスポーツです。私は、プロサッカーチームのないハワイで生まれ育ちましたが、幼少の頃からボールを必死に追いかけて、プロサッカー選手になる夢を叶えました。そして […]

新着記事

日本ではオレオレ詐欺などに代表される、電話を使った詐欺。アメリカにもいっぱいあります。むしろ頻度は米国の方が酷いかも?引っ越してきたばかりの頃は、状況が理解できず詐欺の被害に遭ってしまう方もいらっしゃるので注意が必要です […]

世界史雑談(ヒストリー サイド トリップ)

現在日本では、ファッションや音楽、料理など、昭和レトロのカルチャーが流行っています。同様に、ネクタイもお父さんが締めていたようなクラシックなデザインがトレンドだそうです。そもそも、ネクタイにはどういう歴史があるのでしょう […]

初代タイガーマスク 佐山サトルが明かす秘話

世間との温度差 当時、いきなりスターになってどういう気持ちですか、とよく聞かれましたが、誰も私の身の上は知りませんでした。 慣れというのは恐ろしいもので、若干二十三歳であっても、三年間の海外修行を、ベビーフェイスでメイン […]

石田純一 1954年東京都生まれ。1972年NHKドラマでデビュー。80年代には、数々のトレンディードラマに出演し、絶大な人気を得る。ドラマや舞台、映画など多方面で活躍。2021年に始めたYouTubeチャンネル「じゅん […]

by ルーバル朋子 スペインの宣教師がカリフォルニアで最初のミッションを建てたことから、サンディエゴのオールドタウンはカリフォルニア生誕の地と呼ばれていることをご存知ですか? ミッションはカリフォルニアに21ヶ所建てられ […]

漁師という生き方

60歳をこえると、少しの風邪が平気で長引くようになる。発熱と咳、なかなか治らんなぁと思っていたら軽い肺炎だった。少し体調が良くなったかと思えば、今度は集中豪雨。海がしけては漁に出られない。体調と天候の悪化がかぶると、漁師 […]

女子神職として初めての祭事で失態を犯してしまった私は、当日はさすがに落ち込んだものの、そこから心身ともに逞しく成長していった。ある意味初めに失敗したことで、もう恐れるものは何も無いという気持ちになったのだ。 そのうち祈祷 […]

クスリのいろは

目薬 目薬を使う理由は、①目の病気で定期的に②アレルギーなどのかゆみに③コンタクトなどドライアイに④疲れ目に、などではないでしょうか。カナダの山火事の影響で、中西部~東部では空気が悪い状態が続いていると聞きました。例年の […]

スポートを物語る

by Satsuki 仕事を辞めて駐在妻になる! そう決めたのは私自身なのに・・・ だんだん失っていく自信と自分に対するアイデンティティ。 これから先、私の人生はどうなるんだろう。 不安に押しつぶされそうになっていたのは […]

世界史雑談(ヒストリー サイド トリップ)

新型コロナウイルスは2023年現在、かつてのような深刻な脅威ではなくなっています。その理由の一つには、迅速なワクチンの開発があります。かつて多くの命を奪った病気を、ワクチンによって撲滅させた偉大な医学者を紹介します。 「 […]

村上 有子

料理研究家/栄養士●東京及びリヨン(仏)で製菓製パンを習得後、広尾「アクアパッツァ」日高良実シェフのもとイタリア料理を習得。2016年から活動拠点をNYへ移し、企業向レシピ開発・ケータリング・出張シェフ等で活躍。