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夏休みの過ごし方と英語力

駿台USAの提供する知的サプリ Vol.17
夏休みの過ごし方と英語力

略語(日本語・外来語)
日本人は長い日本語を短くするだけでなく、外国語をカタカナに置きかえた外来語まで短縮してしまいます。次の略語は本来どのような言葉か考えてみましょう。2つが組み合わさったものもあります。

1 労組
2 コンプラ
3 文科省
4 アポ
5 特急
6 スメハラ
7 就活
8 ハイソ
9 陰キャ
10 バ先

キケロのつぶやき

がんばれる人

中高生の国語の時間に、百人一首からいくつか和歌を選んで解説をし、どの歌が好きか教えてもらっている。ダントツの人気を誇るのはこの歌だ。

ながらへば またこのごろや しのばれむ
憂しとみし世ぞ 今は恋しき

(現代語訳)生きながらえていたら、今日このごろのことも思い出されるだろうか。つらいと思った昔の日々も、今では恋しく思われることだから

ずいぶんとシブい選択である。様々な感想を聞いたが、一番胸に残っているのはある男子生徒の言葉だ。この歌を読んでアメリカに来た頃のことを思いだしたと言う。日本人が少ない学校なので友達もできず、授業にも悪戦苦闘した。おかげで英語が身に付き、今は楽しく過ごしている。そして、たぶんこれから先たいていのことはがんばれるんじゃないかと思っている。「あれを乗り越えられたんですから。」艱難汝を玉にす。海外で身に付くものは語学力だけではない。「がんばれる自分」を見つけることも一生の財産だ。

よろず教育相談室

【相談】

夏休みに英語を忘れてしまうのが心配です。どうしたらいいでしょうか?

【回答】

年齢にもよりますが、英語を忘れさせまいとして、アメリカ人が先生をしている「英語教室」のようなところへ入れるのは、多くの場合、あまり意味がありません。お子さんが完全なネイティブスピーカーでない限り、英語を伸ばすには、日本語を伸ばすことが最短距離ですから、夏休みを利用して日本語の読書などをたくさんしましょう。親子で「家庭でできる理科実験」(検索すると、参考になるビデオがたくさん見つかりますよ!)などをして、「日本語で学ぶ」機会を作るのもいいでしょう。それでもやっぱり英語が心配? その場合は、お子さんの好きな活動を選んで、サマーキャンプのようなもの(例えばスポーツ、アート、クラフトなど)に参加させるといいですね。楽しみながら英語と触れ合うことです。ただし、中学生以上の場合は、文法を勉強することも意味のあるケースが多いです。

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