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アメリカの子供の誕生会大盤振る舞い&ド派手な祝い方

それ!在米あるある Vol.06
アメリカの子供の誕生会大盤振る舞い&ド派手な祝い方
by バートリー今日子
それ!在米あるある

アメリカの人の子供の誕生日にかける情熱はすごいものがあります。今回は私が経験したバースデーパーティーのエピソードも交えながら、米国の子供の誕生会あるあるをご紹介します。

一体いくらかかってるの?大規模バースデー ベスト3

米国にはバースデープランを扱っている施設が沢山あるので、親にとって会場やアクティビティは選び放題です。お友達の誕生会に子供を連れていくと、毎回度肝を抜かれます。
第3位 アスレチック施設で! 屋内の遊具、スポーツ設備、レーザータグなどができる会場で数時間大勢で遊びました。
第2位 ミュージアムで! 誕生会プランを実施している博物館や植物園も多数あります。年齢に応じて学芸員のツアー、DIY工作やアートのアクティビティがありました。科学実験や解説をしてくれるところも。こんな誕生会を開いてもらえたら一生心に残りますよね。教育的なので呼ばれた方の親もさらに感謝したくなります。
第1位 室内遊園地貸切! 地域の大人気スポット。数年で複数回呼ばれたことがあります。中にはゲームセンター、立体映画、ローラーコースターなどの乗り物が目白押し。学年全体の家族が参加したような人数で、親の社交の場にもなりました。子供たちは数時間好きなだけ遊んで、食べて、大満足の1日を過ごします。

意外と簡単! バースデーパーティーの流れ

主催者側は、数ヶ月前に場所を決め、開催1ヶ月前ごろに招待状を配ります。我が子の学校の場合、クラス全員を招待するなら配って良いというルールがあります。

参加者はプレゼントやカードを持っていきますが、相場は年齢や地域で差があるようです。帰りには全員にGoody Bagという、小さなギフトの入った袋を渡します。こちらの相場は1人3から10ドルの間の様子。文房具やサプライズトイ、流行りのセンサリートイなどが人気。

アメリカの子供の誕生日

自宅でのパーティーも素敵!

大きな家の場合は自宅にプリンセス、キャラクター、マジシャンやサイエンスショーやバルーンハウス、バンド、ケータリングを呼んだり、庭やプールでワイワイしながらバーベキューをしたり。周辺には多数の車が停まり、外にもデコレーションがあったり。たまたま通りかかっても、賑やかなので外からパーティーをやっているのがすぐわかります。

こんなアメリカ流のパーティーは日本ではなかなかできません。米国に住んでいるなら是非一度は開いてみたいですよね。

「祝ってもらう」よりも「ゲストに振る舞う」のが印象的

大規模パーティーにはそれなりのコストがかかり、日本人の目線からすると驚きの連続。ですが、どれも親御さんの「大事な子供に友達と楽しい時間を過ごしてほしい」という熱意が伝わってきました。食事会場は子供が好きなキャラクターやテーマでデザインを統一して飾り付けられ、とても華やか。パーティーグッズ専門店もあります。

子供たちにはもちろん、親にも大量のケーキや食べ物・飲み物などが振る舞われ、余るとお土産用にしてくれます。ちなみにこの時、大体主催者は本気で持って帰ってほしいと思っているので、遠慮せず受け取ってあげてください。(笑)

ホストは最初から最後まで、非常に手厚くゲストをもてなしてくれます。

Writer’s Profile

バートリー今日子
バートリー今日子
米国在住ライター&アーティスト。在米日本人の「?」が「!」になる生活情報ブログ「なんだろなアメリカ」執筆。Twitterにてオンライン在米日本人コミュニティ #在米鍋会 運営。日々絵画の制作と執筆に勤しんでいます。
Instagram:nandaronaamerica

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