
米国に住んでから、日本の素晴らしかった所に色々気づくものですが、私の場合、その一つに「コールセンターの丁寧で親切な対応」があります。
今回は特にアメリカの電話で苦労するあるあるエピソードをご紹介します!皆さんも体験したことはありますか?
避けては通れない英語での電話!
英語での電話は難しい! 日本から越してきたばっかりの方は電話で色々問い合わせることが多いのではないでしょうか。生活基盤を整えるために今は頑張らなくちゃ、最初だけだから、いつかは慣れるだろうって思いますよね。
ご安心ください! 何年経っても英語の電話は辛いし、これからもかけなきゃいけない機会もたくさんあります!(涙)
音声案内に数字を言ってカテゴリを選び、情報を聞いて解決する場合もありますが、個別のケースやお金に関することなど、大事な時ほどRepresentative(担当者)と電話で話さなければいけません。
担当者が変わると一から説明やり直し!
粘り強く待って、やっと誰かが出ると、「たらい回しの刑」に遭うこともあります。そうです、人と話せてもそう簡単に問題が解決するわけではないのです! これは斜め上をいく現象です。英語の教科書を何度も音読したときの如く、またリピートです。
最初の人に一通り話すと「私ではわからないから別の人に回します」と言われ、また最初から説明し直す羽目に。この際に引き継ぎとか報告とかはしていない雰囲気が多いです。転送される際に間違って切られたり、「また折り返します」すなわち「あなたのことは忘れます」というお別れの言葉をいただくことも多いです。
時々、担当者がバケーションだからメッセージを残してと転送されるも、留守電も満杯で結局自動で切られたり。本当に、アメリカ

何時間も待たされた挙句営業時間終了!
電話につきっきりで仕事が捗らない、スマホのバッテリーは持つのか、もう子供が帰ってくる時間なのに…。我々の心配をよそに、時間とエネルギーだけがすり減ります。
数十分同じ待ち受け音楽が鳴っている中、なんと営業終了。「営業時間内にかけ直してください」の音声になってしまったり。とりあえず営業時間に出てよ? またこれ明日も朝イチでかけるの!? と怒りと失意で1日が幕を閉じます。これには米国人の夫も流石に怒ります。
主張をしなくても誰でも同じクオリティのサービスを受けられる日本とは異なり、不利にならないように自分のために行動しないと負ける、発言しなければ無視されるのが前提のアメリカ。負けずに頑張りましょう!!
お役所や保険の電話ほど混んでいる!
グリーンカード、ソーシャルセキュリティ、医療保険など、会話のハードルが高いものほど待たされたり、通じなかったりで何度もかける羽目になりがちです。逆に一般企業のコールセンターは比較的すぐ人とつながり、こちらの質問に対する応対も丁寧な傾向があります。
繋がらない、約束していたのに担当者不在など様々なハプニングが目白押しなのも米国の電話の醍醐味です。数十分、数時間、そして半日など、長い間待たされる経験をしたことがある方もいるのでは?信じられないことが起きる、それがアメリカ暮らしです。
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