Tag: Trips down

A Trip Down Memory Lane

兄と通った早起きラジオ体操

夏休みといって真っ先に思い出すのは、決まって兄と二人で通った朝のラジオ体操だ。とはいえ、特別ラジオ体操が好きだったわけではない。だから、体育の授業のはじまりに毎回準備運動がわりに行うラジオ体操も、どち

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祖母と食べたうな重の味

私が子どもの頃のごちそうと言えば、決まって”うな重“か”お寿司“だった。 今の子どもたちにとって当たり前の”焼き肉“専門店が家の近くにあるのはまれで、焼き肉を食べるなら家でホットプレートで、と相場が決

A Trip Down Memory Lane

祖母の知られざるネーミングセンス

私には梅雨になると必ず思い出すことがある。 子どもの頃、私が通っていた幼稚園では、雨の日は必ず園児本人の親が送り迎えをすることになっていた。ところが私の母といえば、これがもう判で押したように毎回決まっ

A Trip Down Memory Lane

限りあるひとときの愛おしさ

「こっちの大判のやつはどうかしら?」 鏡の前で色とりどりのショールを翻し、取っ替え引っ替えに纏って見せては姿鏡と私の顔を見比べながら母が嬉しそうに聞いてくる。もう30年近くも前の、銀座のとある百貨店で

A Trip Down Memory Lane

世界に通ずる日本の慣習

日本人の心に、最も深く刻まれている花は桜だ。よく聞くこんな話を、たしかにそれは事実なのだと私自身が強く意識したきっかけは、なんといってもアメリカ、ロサンゼルスで暮らした数年間の生活だった。 約2年半前

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出会いと別れを思うとき

「春なのに〜お別れですか〜♪」 かつてアイドル歌手が、卒業式の日の出来事を唄ってヒットした曲の一節……。当時、高校三年生で卒業式を間近に控えていた私にとって、自分自身の境遇と物悲しい曲調とが相まって、

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母のこだわり

「はーちゃん、そろそろお雛様を出そうか」。2月半ばのある日、夕飯のお膳立てを手伝っていた私に母が声をかけた。 「それなら私、今年もまたお雛様を出すの、手伝いたい!」。 毎年2月の声を聞くと、私は母がお

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幼い頃の切なる願い

塩をよく溶かした水に強力粉と薄力粉を混ぜて加え、生地としてまとめたものを米袋に入れる。すると父はおもむろにその上に乗って足踏みを繰り返し、米袋いっぱいに生地を伸ばした。そうしておいて今度は一旦生地を外

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父の一仕事

「今日の風は良さそうだね」。 お茶の間のガラス窓に鼻先をくっ付けんばかりにして快晴の空をじっと見上げていた私の背中に、まるで私の心が読めるかのように父が声をかける。 「そしたら今日は凧揚げに行けるよね

A Trip Down Memory Lane

数十年後のお礼

「へんーしんっ。トゥッ!」。仮面ライダーの変身ポーズを決めると、僕はその場で大きくジャンプした。 「コラッ、のぶくん!暴れないの!」 間、髪を容れずに母が怒る。 5歳の七五三の日、母に羽織袴を着せても

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