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「魅惑の地」へようこそ![ニューメキシコ州]

50 Ways to U.S. 50州を巡る Vol.08
「魅惑の地」へようこそ![ニューメキシコ州]
by 志野デスーザ
エル・モロ国定公園。雨季を終えると周辺には野生のサンフラワーが咲き誇り、その光景はまさに地上の楽園!

 乾いた大地を一瞬の雨が潤し、壮大な二重の虹が180度に広がる‥‥Land of Enchantment(魅惑の地)の呼称を持つニューメキシコ州に暮らす醍醐味の一つです。

 

 先住民族による長いヒーリングの歴史があるこの地は、州全体がパワースポットと言っても過言ではないほど。アルバカーキ空港からドライブすれば、大空と地平線、巨大な岩山に圧倒され、誰もが地球の息吹を感じるでしょう。

ナバホ族伝統のフライブレッド(揚げパン)に豆やひき肉、野菜を乗せたナバホタコス。

 私達夫婦は、リトリートワークショップの主催や旅行で同州をたびたび訪れるうちに魅了され、コロナ禍で都市封鎖となったシリコンバレーを脱出し、国道ルート66沿いの街として有名なギャラップ近郊へ引越しました。

"世界のインディアンの首都"と呼ばれるギャラップでは、まさに人口の約半数がネイティブアメリカン。彼らの伝統文化を披露するイベントは、今夏100周年記念を迎え、街中で様々な祝祭が繰り広げられました。実際、ニューメキシコ州には現在も20以上のネイティブアメリカンの部族が暮らし、私達のランチ(牧場)もナバホ国家内に在ります。

 

 

サンタフェの街並み

 そうした先住民族の数千年に渡る歴史に加え、16世紀のスペイン人入植と後のメキシコによる統治、19世紀にヨーロッパから移住した西部開拓者の文化が融合し、それら異種民族が織りなす独自の風情は旅人を惹きつけてやみません。

 「アメリカの宝石」と呼ばれる州都サンタフェでは、日干しレンガで造られたアドビ建築のホテルやショップが軒を連ね、リストラ(赤唐辛子の束)がエントランスを彩ります。室内にはメキシコ産のタイル装飾や、ネイティブアメリカンの伝統的なラグと土器があしらわれ、そこがアメリカであることを忘れてしまう程にエキゾティック。

 

 また、食文化が豊かなニューメキシコでの朝食には、青トウモロコシが原料のブルーコーンパンケーキがお勧めです。ランチはナバホタコスに舌鼓を打ち、夕暮れ時にはサボテンのシロップ入りマルガリータで乾杯!

 

 観光業も盛んなニューメキシコは見どころ満載ですが、時間があれば世界遺産のタオス・プエブロや白い砂丘のホワイトサンズ、伝説の画家ジョージア・オキーフが暮らしたゴースト・ランチに足を延ばしても・・・。そんな魅惑の地へ、いつか旅をされてはいかがでしょう? 

Writer’s Profile

志野デスーザ
志野デスーザ
和道ライフコーチ、フリーライター:神奈川県出身。東京の外資系企業に勤務後、国際結婚を機にアメリカへ移住。ヒーリング・ランチを拠点に、世界中の日本人への人生相談と野生馬の救済を行う。

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和道ライフコーチ、フリーライター:神奈川県出身。東京の外資系企業に勤務後、国際結婚を機にアメリカへ移住。ヒーリング・ランチを拠点に、世界中の日本人への人生相談と野生馬の救済を行う。