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生粋Japanese ゆうの米国就職Tips

出戻りの話

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生粋Japanese ゆうの米国就職Tips Vol.09
出戻りの話
by ゆう
生粋Japanese ゆうの米国就職Tips

この連載ではお伝えしていなかったかもしれませんが、ワタクシ、去年の8月にAmazonを退職し、現在はカリフォルニア州に本社を置くスタートアップ企業でフルリモートで働いております。Amazonはとても良い会社でしたが、会社の規模が僕にはちょっと大きすぎました。自分の仕事が会社の成長に与える影響があまりに小さすぎることに虚しさを覚え、自分が会社により大きなインパクトを与えられる環境を求めて、4年半勤めたAmazonを飛び出したのでした。で、そんなAmazonから、最近ちょいちょい「在職中より1つ上の職位で、Amazonに戻ってきませんか?」というメールが届くので、それについて思ったことを2点ほど書きたいと思います。

1つ目は、「出戻りがそんなに奨励されてるんだね」ということ。日本の企業では、一度退職した社員が同じ会社に戻る、いわゆる「出戻り」という行為は、一般的にはあまりポジティブに捉えられていません。日系企業から外資に転職した僕の友人が、レイオフにあったので元の会社に戻ろうとしたところ、「ずっと会社に残っていた社員との間に不公平が発生するので、元の部署には戻せない。子会社ならまだやぶさかではない」と言われたとか。

一度外に出て他の会社で新しい知識やスキルを身につけ、それでも元の会社に戻って来たいという愛社精神を持っている人材なんて、めちゃくちゃバリュー高いと思うんですが、なかなかそう簡単には行かないようです。ちなみにこの友人は、その後も就職活動を続け、その分野では誰もが憧れるアメリカ企業からオファーをゲットし、見事にアメリカ就職を決めたようです。元の日本企業は、変なことにこだわって非常に大きな魚を逃してしまいましたね…。

2つ目は、「出戻り昇進は本当だったんだね」ということ。僕がAmazon在職中に、メンターに「そろそろ昇進したいんですが、どうしたらいいですかね?」と相談したところ、メンターからは「社内で今の職位から上に上がるのは非常に難しい。一度退職して上の職位のポジションで入り直した方がはるかに簡単だよ」とアドバイスされました。当時は「なんじゃそりゃ」と思いましたが、最近Amazonから届くメールを見る限り、あの話は本当だったのかと納得せざるを得ません。

Amazon在職中は昇進なんて1ミリの気配も無かったのに、退職した途端にこの手のひら返し…。アメリカで暮らしていると、「ネットでも保険でも、契約は頻繁に見直せ」とはよく言われますが(長く契約していると割高になってくる)、どうやら雇用契約すらも、アメリカでは頻繁に乗り換えた方がお得なようです。どうりで、LinkedIn等を見ていると、みんな1~2年でコロコロ仕事を変えているわけですね。日本で「一所懸命に一生懸命」の美徳を刷り込まれてきた自分としてはまだ抵抗感はありますが、アメリカでサバイブすべく、アメリカ流も上手く取り入れていきたいと思います!

Writer’s Profile

ゆう
ゆう
2013年に日本企業の駐在員としてサンフランシスコに赴任したものの、赴任先の支社が閉鎖に。半年間にわたる就職活動の末にAmazonシアトル本社に転職したことを機に、アメリカ就職に関する発信活動を開始。
ブログ:本気のアメリカ就職 を運営する傍ら、講演や大学のゲスト講師など活動の幅を広げている。

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